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グロービス経営大学院、大阪大学大学院工学研究科と学術交流協定を締結
テクノロジー・ベンチャーの事業開発を学ぶ講座を共同開発、10月に開講へ

カテゴリー:グロービス経営大学院

グロービス経営大学院(東京都千代田区、学長:堀義人)は2017年7月、大阪大学大学院工学研究科(大阪府吹田市、工学部長/大学院工学研究科長:田中敏宏氏)と学術交流協定を締結し、教育研究の面で連携協力を進めています。このたび連携協力の第1弾として、両校の在学生を対象に、テクノロジー・ベンチャーの事業開発を学ぶ特別講座「テクノベート・リーンスタートアップ」を共同で開発し、2017年10月から大阪大学で開講します。本講座の履修単位は大阪大学との単位互換とし、グロービス経営大学院のMBAプログラム修了に必要な取得単位として、また大阪大学大学院等高度副プログラムの単位として認定します。

グロービス経営大学院は、最先端のテクノロジーを理解しイノベーションを生み出す新時代のビジネスリーダーを育成する「テクノベートMBA」のプログラムを展開しており、ビジネスリーダーとテクノロジー人材のコラボレーションの機会を求めてきました。一方、大阪大学大学院工学研究科は、学内で生み出された先端的な科学技術の研究開発の成果を事業化し、社会に役立てることのできる「ビジネスエンジニアリング人材」の育成ノウハウを過去13年にわたって蓄積し、ビジネスリーダー向けの展開を模索してきました。最近では、産学共創など研究科以外の他組織との融合をより意識したテクノビス人材の育成を目指しています。そこで両者の利益が一致し、学術交流協定を締結、特別講座を共同で実施することとなりました。本講座では、グロービス経営大学院のMBA教育における知見と、大阪大学大学院工学研究科がビジネスエンジニアリング専攻で培った教育ノウハウを融合させ、両校の学生に技術シーズ発の事業開発プロセスを学ぶ機会を提供します。

「テクノベート・リーンスタートアップ」では、大阪大学で現在開発中の科学技術を題材に、リーンスタートアップによる事業化プロセスを学び、技術要素の解析から最適な導入市場の探索、そしてビジネスモデルの設計や競争戦略を策定するまでの総合的なスキルの体得を目指します。期間は3カ月間。全6回のクラスを開講し、1回の授業は3時間です。授業はグロービス経営大学院の社会人学生と大阪大学大学院の学生との混成チームによるグループワークを中心に進行します。多様性のあるチームでの議論から、受講者同士の気付きや学びを深めます。講師は新規事業開発の経験が豊富なグロービス経営大学院の実務家教員と、大阪大学で産学共創に携わってきた教員が担当します。

特別講座「テクノベート・リーンスタートアップ」概要

開講時期/時間 2017年10月11日~12月20日(隔週水曜日)/18:30~21:40
開講場所    大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館(ナレッジキャピタル)
        タワーC 9階902号室
        「大阪大学大学院工学研究科オープンイノベーションオフィス」 JR大阪駅徒歩3分
対象/定員   グロービス経営大学院 本科生、大阪大学 在学生/24名(各校12名)

◆プログラムの内容
20170830_プログラム.png
*本プログラムは大阪大学では講義科目「イノベーションデザイン実践」の中のプログラムとして実施します。

◆講師紹介(五十音順)
20170830_上西先生.jpg上西啓介(大阪大学 大学院工学研究科 ビジネスエンジニアリング専攻 教授)
京都大学工学部卒、京都大学大学院工学研究科(博士)。大阪大学大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻の教員として、おもにエレクトロニクス製品・デバイスにおける実装技術などの異種材料接合技術や材料開発について研究を行う。その後、同研究科ビジネスエンジニアリング専攻にて、製造業のサービス化やプラットフォームビジネスなどについて研究を行っている。また同専攻で展開している実践型教育、On The Job Education演習の科目である、テクノロジーデザイン論、知的財産権、国際ビジネスと標準化などを担当し、大学院生に技術を事業につなげるための意識と方法論を、対話を通じて学ばせている。

20170830_加藤先生.jpg加藤浩介(大阪大学 産学共創本部 イノベーション共創部門 産学共創企画室長 (兼) 大学院工学研究科 ビジネスエンジニアリング専攻 講師)
神戸大学工学部卒、熊本大学大学院自然科学研究科修了。博士(学術)。2003~2006年 日本学術振興会の特別研究員(DC1)としてヒトの知覚情報処理・感覚運動制御モデルに関する研究開発に従事。2006年に大阪大学先端科学イノベーションセンター助手に着任して以来、各種の産学連携・事業化支援を担当する。2011年にはBoston University Office of Technology DevelopmentのFellowとして科学技術を事業化する実務に従事、その方法論を学ぶ。帰国後は、大阪大学 産学連携本部 総合企画推進部 Business Developmentチームリーダーとして主に研究成果を実用化するための仕組みづくりとプロジェクト支援を担当、科学技術を実用化・ベンチャー起業・投資獲得に導く。国内外の技術移転協議会において国際及び人材育成関連の委員を歴任。2013年11月~技術移転プロフェッショナルの国際認定(RTTP)を受けている。2017年4月~現職。

20170830_川上.jpg川上慎市郎(グロービス経営大学院 教員)
早稲田大学政治経済学部卒、IESEビジネススクール(スペイン)IFDP修了。日経BP「日経ビジネス」誌記者として流通・自動車・家電・IT業界等の企業取材、(社)日本経済研究センター研究員等を経て、複数のビジネスメディアのネットマーケティング戦略の企画立案やシステム設計・コンテンツ開発等に従事。その後グロービスに入社し、2009年よりグロービス経営大学院教員(マーケティング/創造領域)。同領域のプログラムやケースの開発、経営大学院の教員を務めるほか、流通・メディア・ITなどの分野の企業において新規事業開発のコンサルティング、複数のネットベンチャーのアドバイザーなども手がける。共著書に『プラットフォーム・ブランディング』(SBクリエイティブ)、『MBAマーケティング 改訂3版』(ダイヤモンド社)、『メディア・イノベーションの衝撃』(日本評論社)、『WEB2.0キーワードブック』(翔泳社)など。

20170830_難波.jpg難波美帆(グロービス経営大学院 教員)
東京大学農学部卒。北海道大学大学院修士課程(理学)修了。講談社に入社、文芸局で編集に携わった後、フリーランスのサイエンスライターとなる。2005年から北海道大学特任准教授として科学技術コミュニケーター養成ユニット (CoSTEP)の立ち上げに携わる。2010年4月から早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース准教授としてサイエンスメディアセンターの立ち上げ、2013年から北海道大学特任准教授としてURAステーション、新渡戸スクールの立ち上げ、サービスデザイン科目の開発に携わる。2016年4月からグロービス経営大学院教員(現職)。専門家と非専門家の間での科学技術コミュニケーションのデザイン、デザイン思考を用いた課題解決ワークショップの実施など数多くのプロジェクトに従事。編集者として作った書籍は100冊を超え、共著、共訳に「女の子って、どうして傷つけあうの?」「閃け!棋士に挑むコンピュータ」「食卓のメンデル」など。

◆大阪大学大学院工学研究科(http://www.eng.osaka-u.ac.jp
大阪大学大学院工学研究科は、1896年(明治29年)に官民あげて設立された大阪工業学校を前身とし、その後、大阪工業大学、大阪帝国大学から新制大阪大学工学部・大学院工学研究科へと変遷を経て、大阪の地域社会や地場産業とともに発展・拡充してきました。2016年には、大阪工業学校が開学した1896年から数えて120 周年を迎えました。大阪大学大学院工学研究科はそのような設立経緯から、実学的伝統や、地域社会や行政との太いパイプがあるといった特徴を持っています。

◆グロービス経営大学院 (https://mba.globis.ac.jp/
グロービス経営大学院は、2003年開始のグロービス・オリジナルMBAプログラムGDBAを前身として、2006年に開学(当初は株式会社立、2008年に学校法人に変更)。開学以来、「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力しています。東京・大阪・名古屋・仙台・福岡の5キャンパスに加え、2014年からオンラインでプログラムを提供。2009年にパートタイム英語MBAプログラム、2012年に全日制英語MBAプログラムを開始し、日本国内のみならず世界各国から留学生を招き入れています。2017年10月には英語オンラインMBAプログラム(本科)を開講します。2006年開学当初78名だった大学院本科入学者数は、2017年4月には日本語プログラム(通学・オンライン)で782名に達し、日本最大のビジネススクールに成長しています。グロービス経営大学院は、今後も創造と変革を担うビジネスリーダーの育成を支援し、アジアNo. 1のビジネススクールを目指していきます。

◆グロービス (https://www.globis.co.jp
グロービスは1992年の設立来、「経営に関する「ヒト」「カネ」「チエ」の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業展開を進めてきました。「ヒト」の面では、学校法人としての「グロービス経営大学院」ならびに、株式会社立のスクール「グロービス・エグゼクティブ・スクール」「グロービス・マネジメント・スクール」、企業内集合研修事業 を行うグロービス・コーポレート・エデュケーションとeラーニングやオンラインクラスなどを提供するグロービス・デジタル・プラットフォーム、「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」、「チエ」の面では、出版事業ならびに情報発信サイト/アプリ「GLOBIS知見録」により、これを推進しています。さらに社会に対する創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援も展開しています。

グロービス:
・学校法人 グロービス経営大学院
 ・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)
 ・英語(東京、オンライン)
・株式会社 グロービス
 ・グロービス・エグゼクティブ・スクール
 ・グロービス・マネジメント・スクール
 ・企業内集合研修
 ・出版/電子出版
 ・「GLOBIS知見録」
・株式会社 グロービス・キャピタル・パートナーズ
・顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司
・GLOBIS Asia Pacific Pte. Ltd.
・GLOBIS Thailand Co. Ltd.

その他の活動:
・一般社団法人G1
・一般財団法人KIBOW


■本リリースに関するお問い合わせ先
グロービス 広報室 担当:田中
E-mail: pr@globis.co.jp TEL:03-5275-3870 FAX:03-5275-3890 https://www.globis.co.jp

大阪大学
(講座の内容に関すること)
大学院工学研究科 教授 上西啓介
E-mail: uenishi@mit.eng.osaka-u.ac.jp TEL:06-6879-4078 FAX:06-6879-4598

(広報・報道に関すること)
工学研究科総務課評価・広報係
E-mail: kou-soumu-hyoukakouhou@office.osaka-u.ac.jp TEL:06-6879-7231 FAX:06-6879-7210

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