ニュースリリース

Globis

2002年09月17日
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ニュースリリース

「技術力 × 経営力 = 競争力」産業競争力強化のための新たな連携モデル
~「技術のわかるプロの経営者」育成に向けて~

テクノロジーを軸に産学連携で新産業育成を目指す阪大フロンティア研究機構(FRC、機構長・河田聡教授)と、ビジネスパーソン向け経営教育サービスを提供するグロービス・グループ(代表・堀義人)が、テクノロジー分野における経営者育成およびベンチャー投資において提携します。

【提携事項】

① テクノロジー関連の経営者育成を目的に「マネジメント・オブ・テクノロジー(MOT)コース(仮称)」の共同開設(2003 年7 月開講予定)
②FRCで研究された技術をもとにビジネス化(起業)を支援、創業後グロービスのベンチャー・キャピタル(VC)・ファンドより最大10 億円を投資
② テクノロジーと経営教育の融合を促進するシンポジウムを共同開催(2003 年6 月開催予定)

【提携のねらい】

① 「マネジメント・オブ・テクノロジー(MOT)コース(仮称)」の共同開設に関して

日本企業が技術領域においてグローバル・マーケットで競争力を取り戻すためには、戦略に基づいた先端技術の開発と、開発した技術をビジネスとして成功させるための経営技術が手を結ぶことが急務といえます。 この両者を結びつけるための手段として最近注目されている人材育成コースがMOT(マネジメント・オブ・テクノロジー=技術経営)です。 これには、a)技術者に経営的観点を教育するアプローチと、b)経営畑の人材にテクノロジーへの理解を促進するアプローチがありますが、今回の提携ではまずb)のアプローチを促進します。 (テクノロジー・マネジメント・コース(仮称)共同開設概要 参照)

FRC とグロービスでは、日本における産業競争力向上のためには、「経営の分かる技術者」と「技術の分かる経営者」を同時に育成することが重要と考えています。 「経営の分かる技術者」の育成については、大学内の講座開設や技術系企業の社内開設の計画など進展を見せ始めている一方で、「技術の分かる経営者」育成については日本は非常に立ち遅れています。そこで今回の提携ではまず後者に取り組むことにいたしました。

なお、「技術の分かる経営者」に関しても、グロービスは経済産業省の推進する技術経営プロフェッショナル・スクールの実現に向けたコンソーシアム*などを通じて、他大学・企業などとの役割分担を考えながら将来的な展開を考えて行きます。

② ベンチャー・ビジネスへの投資・支援に関して

近年、2004 年に実施される国立大学の独立法人化などを背景に大学による技術移転やベンチャー創業の動きが注目されていますが、その一方で、経営人材の不足や成長戦略の欠如など、創業後の課題も多く残されたままです。 大学発の技術をシーズ(種)としたベンチャー創業~操業に関しては、その成長のステージによって重要な経営資源が異なります。(参考資料1)

FRC はナノテクノロジー分野を中心に様々な研究活動実績を持ち、その成果を産業創出につなげたい意向ですが、文部科学省や企業から提供される資金の使途が原則研究費に限定されるため、創業支援のために投資をすることができません。 そのため、自らの起業経験とハンズ・オン(価値提供)型でのベンチャー投資実績を併せ持つグロービスは強力なパートナーと考えます。 一方、グロービスは、ベンチャー企業への「ヒト・カネ・チエ(経営ノウハウ)」のサポートを通じてより多くのベンチャー創出を目指しているため、テクノロジー分野における投資先候補の発掘や技術評価などにおいて、FRC の持つ技術知識やネットワークを積極的に活用したい意向です。

③シンポジウムの共同開催に関してFRC、グロービスとも、それぞれの立場において日本の産業競争力の強化に貢献をすることを志しています。MOT(技術経営)分野において、それぞれの持つネットワークや紹介をもとに海外からも広く参加を呼びかけ、より多くの方々と意見交換・情報発信をすることにより、日本における当分野の発展を促進するものです。

尚、今回の提携は、FRC、グロービスともに、他企業・機関・大学との提携を排除するものではなく、日本における産業競争力強化の観点より今後も積極的に提携・協力を検討してゆきます。

*経済産業省(大学連携推進課)が三菱総合研究所に事業委託を行い、技術経営プロフェッショナル・スクールの実現に向けて推進する産・官・学連携によるコンソーシアム

【テクノロジー・マネジメント・コース(仮称)共同開設概要】

FRC とグロービスは、グロービス・マネジメント・スクールが2003 年4 月開講予定のグロービス・オリジナル・MBA プログラム(応募条件、選抜試験あり。定員40 名)の一環としてテクノロジー・マネジメント・コース(仮称)を開設、カリキュラムや教材を共同開発します。 コースの概要(予定)は次の通りです。

【コース名】 テクノロジー・マネジメント・コース(仮称)
【期間】2003 年7 月~9 月(全6 回)
【開催場所】 グロービス・マネジメント・スクール東京校 (東京都千代田区二番町)
【対象者】グロービス・オリジナル・MBA プログラムの合格者
【講師】技術分野での実績を持つ戦略コンサルタント
【コース内容】
   第1 回: テクノロジーと競争戦略
   第2 回: 技術評価/ポートフォリオ
   第3 回: プロジェクトマネジメント/組織設計
   第4 回: R&D と製品化/ビジネスモデル
   第5 回: アライアンス/特許/標準/グローバル
   第6 回: ハイテクマーケティング

その他、FRC 施設および関連ベンチャーへのフィールドトリップ、ゲスト・スピーカーを迎えたセッション、受講性によるFRC 起点ベンチャーへのコンサルティングプロジェクトなどを検討。第1 回目の開講となる2003 年7 月期は定員40 名の合格者中心への提供予定ですが、その後は反響を見ながら市場の要請に応じて講座を企画運営してゆく予定です。

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FRC(阪大フロンティア研究機構)について(http://www.frc.handai.com/)
FRC は、文部科学省の戦略的研究拠点育成の一環として2001 年10 月、大阪大学大学院工学研究科内に設立され、すでに三洋、シャープ、関西電力など約20 社との共同研究が決定しました。 阪大だけでなく海外・国内の他大学や企業からも専門家を登用、知を集大成し、従来力を入れてきたナノテクノロジーのほか、国産木材の総合利用やシステムLSI 開発など7つの新領域開発に取り組んでゆきます。 また、文部科学省の拠点育成費だけでなく企業からの投資も積極的に受けるために阪大フロンティア・アソシエイツを設立、2002 年7 月にNPO(非営利民間組織)法人格を取得しました。 既に計1.7 億円の投資申し入れがあり、これを受けてFRC では、最高1,1000 万円(年間)の研究プロジェクト・グループが14 件採択されています。 研究結果をもとにした起業支援や、学外講座の開講など、2004 年に予定される大学の独立法人化に備えて産業界との連携を進めてゆきます。

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グロービス・グループについて(http://www.globis.co.jp/)
グロービスは1992 年に創業、ハーバード・ビジネス・スクールや自社開発のケースを用いて年間延べ約6000 名のビジネスパーソン、200 社の企業クライアント向けに組織開発や経営者育成を行ってきました (2001 年末実績)。自らの起業経験をもとにベンチャー企業への投資・育成事業も展開、2 号で計200 億円以上のファンドを運営し、昨年12 月に店頭公開したワークス・アプリケーションズをはじめとする約30 社への投資実績を持ちます。 2003 年4 月には、アントレプレナーシップ(起業家精神)など企業の創造と変革をカリキュラムの中核に据えたMBAコースを開設する予定です。 欧米のビジネス・スクール(経営大学院)認証機関との交渉も進め、2007 年頃の認証取得を目指します。 大学側が独立法人化に向けて動く一方で、経営、投資経験を持つ民間企業として、グローバル・スタンダードにかなった経営大学院レベルの教育を目指します。


本リリースに関するお問い合わせ先
グロービス・グループ ブランド・コミュニケーションズ(広報)
Email:pr@globis.co.jp Tel:03-5275-3870 Fax:03-5275-3865

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